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知多半島と美浜町の概要について

知多半島のこと

野間灯台のある風景

※愛知県外・東海エリア外の方にとってはあまり馴染みのない半島だと思いますので、補足です。知ってるよという方は飛ばしてください。

知多半島は名古屋市から南に延びる半島で、伊勢湾と三河湾に挟まれ、その先には太平洋を望む場所にあります。
大阪・京都と東京の中心に位置し、穏やかな伊勢湾、三河湾(知多湾)ともに内海であったことから、海運の要所として名古屋の西、津島などのエリアとともに海の物流拠点として大いに潤いました。
温暖な気候にも恵まれ、そうした海運業で運ぶもの=売るものの製造、いわゆる愛知県の「ものづくり」の歴史も古く、常滑焼や塩づくりや木綿業、あるいは高浜、碧南なども含めた衣浦港の周辺では屋根瓦などの製造、酒やたまり醤油、味噌などの醸造品も盛んに行われてきました。最盛期にはなんと230を超える酒蔵が知多半島だけであったといわれています。
また、各地で山車祭も盛んで、半田市亀崎の潮干祭はユネスコの無形文化遺産の一つにも選ばれています。

今も半田市の半田運河沿いには名残を残す黒板壁の風景があり、江戸前寿司のブームを支える粕酢を作ったグローバル企業、ミツカンの本社の所在地です。
ミツカンミュージアム(MIM)の中にある実物大の廻船を使った展示や各地の博物館のほか、現在も残る常滑市の瀧田家や南知多町には内田家の廻船問屋の住居などを通じて往時の繁栄をうかがい知ることができます。海や川に浮かべて運ぶ重量のあるものの製造と、各地のニーズに合わせた廻船問屋による買付や販売で栄えた地域といえます。

その後、半島の北・中部の海沿いでは工業化も進んでいますが、半島の中心部や南の方には里山や海沿いの集落ののどかな景色が残り、国内旅行が人気を呼んでいた昭和の頃から、名古屋市周辺を中心とした近隣地域からの手軽な観光地としても人気があります。

知多半島観光ガイド「TabiChita」
https://tabichita.com/

「知多半島情景」知多半島はこんなところ

美浜町について

美浜町は知多半島南部にあり、南知多町に次いで半島の先から2番目に南の町です。(美浜町という町は日本の各地の海沿いにあるようですが、ここは愛知県知多郡の美浜町です。)
野間灯台や南知多ビーチランドがあり、SUPやジェットスキーなどマリンスポーツや海水浴、釣りやBBQなどができる海の観光地として知られています。
以前は潮干狩りも盛んでしたが、何年も続くあさりの不作で近年は下火になりつつあります。

「Good Time Mihama2」

また、海と里山に挟まれながら、ほとんど雪が降ることもなく害獣も出ないことから、野地野菜やミカンやいちごなどの果物、米作りも盛んで、鶏卵や牛などの畜産や海苔作りなども行われています。各種フルーツを使ったパフェや収穫体験なども人気です。

最近では、雪や獣害などもほとんどなく、新規就農者に優しいこともあり、名古屋市内のファーマーズマーケットやマルシェに出店したり、レストランなどとの直接契約をしながら、彩な野地野菜や有機野菜、米づくりなどを営む個人の農家も増加しています。のどかな里山の雰囲気、住む人の穏やかな人柄に惹かれて移住する人が増えています。

美浜町のことは、「みはまデイズ」という美浜町のプロモーションサイトの企画やWebサイトの制作を担当していますので、そちらを合わせてご覧下さい。

「”みはまデイズ」(愛知県知多郡美浜町シティプロモーションサイト)
https://mihamadays.com/

ABOUT ME
吉田雅彦
知多デザイン事務所代表、40歳。フリーのディレクターとして2年前に名古屋市の南に伸びる知多半島、半田市で開業しました。 知多半島の地域観光やシティプロモーションなどを中心にWebやデジタルコンテンツの情報設計・制作、リサーチや企画提案、プロジェクトマネジメントをしています。 主な制作実績:TabiChita、みはまデイズ、知多市観光/半田市観光協会のHP
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